食品特許/知財– category –
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コーヒー価格高騰と代替品ニーズの台頭
2025年10月現在、通貨安とインフレ、さらには気候変動や異常気象(例えば、ブラジルの干ばつ)などが重なり、コモディティとしての農産品価格が世界的に上昇しています。特にコーヒー豆は、世界中で膨大に取引される「食料コモディティ」のひとつ。現在の... -
犬の便から寄生虫をAIで予測? ― ペットフード企業Ollieの新特許戦略
ペットフード業界では、ここ数年「健康管理」や「ウェルネス」への関心が高まっています。特に米国では、ペットを単なる家族の一員としてだけでなく、医療やライフスタイルの観点から総合的にケアしようという流れが強まっています。そんな中、フレッシュ... -
ウニの「再生養殖」を支える特許技術とは? ― 北三陸ファクトリーの挑戦
近年、資源の減少や環境変化により、天然ウニの漁獲量は大きく減少しています。そんな中、「痩せウニ」を養殖によって再生させ、付加価値の高い食材として提供する取り組みが注目を集めています。 岩手県の北三陸ファクトリーが進める「ウニ再生養殖」は、... -
【米国特許実務】米国で特許年金が「価値連動型」に?新制度がバイオ・医薬・食品業界に与える影響とは
こんにちは。弁理士の高橋です。2025年7月、米国で検討中の「特許年金(maintenance fee)」の大幅な制度変更案が話題となっています。これまでの定額制から一転、特許の「経済的価値」に応じた年間維持費(1〜5%)を課すというものです。 本記事では、こ... -
海洋深層水で育てる“安全で美味しいカキ” ― 特許技術と地域振興の最前線
冬の味覚の代表といえば「カキ」。しかし、カキは“海のミルク”と呼ばれる一方で、ノロウイルスや細菌による食中毒リスクが常に問題視されてきました。そんな中、宮城県の取り組みと、特許技術が大きな注目を集めています。 今回は、PR TIMESで紹介された宮... -
世界で注目!抹茶ブームと特許技術の舞台裏
最近、スーパーやカフェで「抹茶ラテ」や「抹茶スイーツ」を見かける機会が増えたと感じませんか?健康志向の高まりや和食ブームに伴い、抹茶の人気は世界的に急上昇しています。特にアメリカやヨーロッパでは「MATCHA」という言葉自体がブランド化し、抹... -
2023年のイグノーベル賞と特許 ― 電気で味を変える!?
前編では、2025年のイグノーベル賞から食べ物関連の研究を紹介しました。今回は少し過去にさかのぼり、日本人研究者によるユニークな受賞研究に注目します。 それはなんと 「電気で塩味を増幅させる箸とストロー」。聞いただけでちょっと笑ってしまいます... -
笑顔で楽しむ!くら寿司の「スマイルチャレンジ」と公平な“びっくらポン”の裏側
最近、くら寿司が導入する新サービス「スマイルチャレンジ」が話題になっています。AIが笑顔を判定して特典をもらえる仕組みで、遊び心とエンターテインメント性を兼ね備えた取り組みです。記事によると、猫のキャラクターが泣き顔から笑顔に変わる演出と... -
【日米欧比較】Product-by-Processクレームとは?食品特許で気をつけるべき落とし穴
こんにちは。弁理士の高橋です。食品に関する発明では、製品の構造や成分を詳細に記載することが難しいケースが多くあります。例えば「A菌を使って48時間発酵させた豆乳から得られるヨーグルト」や、「高圧乳化機を用いた特定の分散状態のドレッシング」な... -
Re・Lab、「蜜る!限界突破芋」の“蜜芋”技術で焼き芋の常識を覆す特許出願
埼玉県所沢市の食品開発企業・株式会社Re・Labが、「焼き芋を安定して“蜜芋”状態にする」独自製法で特許を出願しました( 特願2025‐152897)。今まで「焼き芋の甘さ・ねっとり感・蜜が滴るような食感(蜜感)」を均質にするのが難しかったところを、この新... -
【米国特許実務】米国特許制度の大改革「America Invents Act(AIA)」について~特許実務者が押さえておきたいポイント~
こんにちは。弁理士の高橋です。今回は、米国特許制度における最大級の法改正「America Invents Act(以下、AIA)」について、実務者視点で詳しく解説したいと思います。特に、日本から米国に特許出願を行う方や、国際出願を視野に入れている知財担当者に... -
中高生のための食品特許入門
1.学校で考えたアイスが特許になる?皆さんがコンビニで買っているお菓子や飲み物、アイスの中には、実は「特許」で守られている工夫が沢山あります。 例えばグミキャンディ。従来の方法では、片側に立体的なデザインができても、反対側はどうしても平ら... -
【欧州特許実務】欧州の特許制度が変わる?「ユニタリーパテント」とは何か、食品業界にどう関係するのか、について
こんにちは。弁理士の高橋です。2023年6月、欧州で特許制度に関する大きな変化がありました。その名も「ユニタリーパテント(unitary patent)」制度です。これまで欧州で特許を取得するには、各国ごとに申請・登録・管理をする必要がありましたが、今後は... -
【特許実務】食品分野における知的財産戦略:特許権利化か秘匿化か
食品産業は人々の生活に直結する重要な分野であり、新しいレシピや製法、成分の組み合わせが次々と生まれています。こうした知的財産をどのように保護するかは、企業の競争力を左右する重要なテーマです。大きく分けると「特許として権利化する」か「秘匿... -
【米FDAの最近動向】動物実験の時代は終わるのか? 〜医薬品開発と特許制度に訪れる静かな革命~
こんにちは。弁理士の高橋です。2025年4月、アメリカ食品医薬品局(FDA)が発表した新方針は、医薬品開発の世界に大きな衝撃を与えました。これまで新薬を市場に出す際の「当たり前」だった動物実験を、段階的に廃止するというのです。最初の対象は、がん... -
夏に嬉しい!S&Bパウダールウで作る簡単&爽やかレシピ4選
はじめにエスビー食品の「パウダールウ製法」は、特許を取得している独自技術です。特許番号や詳細は公表されていませんが、この製法はスパイスの香りを損なわず封じ込め、溶けやすく、ダマになりにくいルウを実現します。固形ルウとは異なり、油脂や小麦... -
【欧州特許実務】AI×食品発明と欧州特許:COMVIKアプローチをどう乗り越えるか?
こんにちは。弁理士の高橋です。近年、AIを活用したパーソナライズ食品や製造プロセス最適化の特許出願が増えています。しかし、欧州特許庁(EPO)では「AIを使ったから進歩性がある」とは簡単には認められません。その背景の1つとして挙がるのが、T 641/... -
気候変動と病気で揺れるカカオ産業——スニッカーズのマースが遺伝子編集で挑む未来
1.カカオが「ピンチ」になっている理由コンビニやスーパーでよく見るスニッカーズやM&M’sなどを作るのは世界的なメーカー、Mars(マース)です。そんなチョコレートの主原料であるカカオ豆が近年、供給面で厳しい状況にあります。原因は複合的ですが... -
捨てられていた“カカオの果実”をチョコレートに? ― 持続可能な「Whole-Fruit Chocolate」の挑戦
2024年から2025年にかけて、カカオ価格は歴史的水準まで高騰しています。干ばつや病害の影響により、主要産地の西アフリカでカカオ豆の収穫量が激減し、2025年にはニューヨーク市場でココア先物価格が1トンあたり12,000ドルを超える水準にまで急騰しました... -
味の素冷凍餃子の『パリッと感』は“ギョーザの身だしなみ”?それを支える特許技術とは
こんにちは。今回は、味の素冷凍食品の餃子に隠された“科学の工夫”をご紹介します。 1.油なしでパリッと焼ける革命味の素冷凍食品の公式HPでは「ギョーザ」発売50周年を記念して、「ギョーザ」の一人称視点で彼(彼女)の歴史が語られます。その中で、... -
未来の猫用おやつは現実になる?ドラえもんの「カツオブシガム」を現代技術で作ってみたら
ドラえもんの秘密道具の中には、ちょっとマニアックで笑ってしまうものがあります。そのひとつが「カツオブシガム」。名前のとおり、鰹節の味がするガムで、未来の猫用品として登場します。猫の大好物である鰹節を、いつまでも噛んで楽しめる夢のおやつ。... -
香りを“言葉”で感じる──AIシステムが国際デザイン賞を受賞
香りは目に見えず、形もない。しかし、人の記憶や感情に深く結びつき、強い印象を残します。そんな「香り」に新しい体験を与えるAIシステムが注目されています。日本たばこ産業(JT)の研究開発組織「D-LAB」から生まれたスタートアップ・SCENTMATICが開発... -
【米国特許実務】米国では“試食”もアウト!?~出願前の「商業的使用」が特許を潰すリスク~
こんにちは。弁理士の高橋です。食品業界では、新商品や素材の展示会での発表・試食提供などが一般的ですが、これが特許取得の障害になることがあるのをご存知でしょうか? 特に米国では、出願前の「商業的使用」や「販売行為」が新規性を喪失させる可能性... -
冷凍庫のビッグブラザー — 雪見だいふく特許の8年戦争
8月のある日の午後、焼けつくような強い日差しが道を白く照らし、時計は13時を指していた。私は暑さを避けるため、コンビニの自動ドアを抜けた。しかし外の熱気は、私より素早く店内に流れ込んだ。店内の冷気は、まるで監視の目のように肌に纏わりついた。... -
牛乳でお腹がゴロゴロする人へ─「A2ミルク」という新しい選択肢
「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする」「下痢になりやすい」─そんな経験はありませんか?特にアジア人は乳糖不耐症の割合が高く、日本人でも成長とともに乳糖を分解しにくくなる人が多いと言われています。 でも、ちょっと待ってください。最近の研究で、牛... -
家でも試せる?話題の「溶けにくいアイス」のヒミツ
暑い日に買ったばかりのアイスがすぐに溶けちゃう…そんな経験ありませんか?最近は、「溶けにくいアイス」が話題になっていて、実は食品研究の世界だけでなく、家庭でもちょっとした工夫で似たようなアイスが作れるんです。 今回は、溶けにくさを生み出す... -
【CRISPR特許戦争③】ZFN/TALENと発現ベクター ― CRISPRを支えた土台
本記事はCRISPR/Cas9特許を巡る知財高裁判決を解説する全3部シリーズの第3回です。 CRISPR/Cas9は「ゲノム編集の革命」と言われますが、その成功はゼロから生まれたものではありません。今回の知財高裁判決でも重視されたのは、2012年当時すでに存在してい... -
【CRISPR特許戦争②】PAM・NLS・コドン最適化 ― 判決の鍵となった技術
本記事はCRISPR/Cas9特許を巡る知財高裁判決を解説する全3部シリーズの第2回です。 CRISPR/Cas9特許の知財高裁判決では、「2012年当時すでに知られていた技術」が優先権判断の大きな鍵となりました。特に重要視されたのが、プロトスペーサー隣接モチーフ(... -
【CRISPR特許戦争①】ノーベル賞発明と知財高裁が認めた優先権
本記事は、CRISPR/Cas9特許を巡る知財高裁判決を解説する全3部シリーズの第1回です。 2025年6月26日、知的財産高等裁判所は、ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」に関する日本の重要な特許紛争で判決を下しました。原告はツールゲン社、被告(=特許権者)はカ... -
【米国特許実務】特許適格性回復法(PERA)とは?ライフサイエンス業界への影響をやさしく解説
こんにちは。弁理士の高橋です。2025年5月、米国議会で「特許適格性回復法(Patent Eligibility Restoration Act:PERA)」が再び提出されました。この法案は、米国の特許実務に大きな影響を与える可能性がある重要な動きとして、知財業界で注目を集めてい... -
未来の厨房はここまで来た─欧州発・AI調理ロボットが変える食の現場
夜遅くまで働き詰めの飲食店オーナー、人手不足に悩む店舗運営者、衛生管理に神経を尖らせる厨房スタッフ。 こうした飲食業界の現場が抱える課題を、まるごと解決してしまうかもしれない技術がいま、欧州で静かに進化しています。 その中心にあるのが、ド... -
老化や生活習慣病の原因に?「糖化」から身体を守る方法とは
こんにちは。今回は、近年注目が高まっている「糖化(とうか)」という現象についてご紹介します。肌の老化、動脈硬化、糖尿病合併症など、多くの健康トラブルに関わると言われる糖化。最新の研究や特許情報をもとに、予防や対策方法を探っていきます。 1... -
【欧州特許実務】魔女によって製法を秘匿化された「ねるねるねるね」は先行技術の要件を満たすか
クラシエ公式HPによると、子どもたちの笑顔が見たくて、時々スーパーでお菓子の実演販売をしているという魔女さん。その実演販売は、単なる販促活動にとどまらず、子どもたちとのふれあいを通じて、「手を動かして作る楽しさ」や「不思議な変化への好奇心... -
熟練の「味」をAIが再現!?調味料づくりに革新をもたらす新技術
こんにちは。今回は、オタフクソースとIHIが共同開発した、AIを活用した調味料評価・調合技術に関する特許技術をご紹介します。 家庭でも外食でも「美味しい」と感じる味には、長年の経験に裏打ちされた調合技術が隠れています。しかし、この「経験則」に... -
【米国特許実務】食品特許の“step for ~” が危ない!?ミーンズプラスファンクションクレームとその対策
こんにちは。弁理士の高橋です。米国特許出願において、「means for ~」や「step for ~」といった表現があると、ミーンズプラスファンクションクレーム(35 U.S.C. §112(f))として解釈される可能性があります。これは特に、食品関連の製造方法クレーム... -
エビオス錠の原点に迫る~大正・昭和初期の特許から読み解く~
こんにちは。特許実務に携わる方であれば、毎日お世話になっている特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)。このJ-PlatPatを使えば、明治時代から現在に至るまで、特許庁が発行してきた特許などの公報を無料で閲覧することができます。 出典1:特許情報プ... -
Planetaryが狙ったLibre Foodsの「菌糸体ベーコン」とは?代替肉の新潮流を探る
近年、代替肉の開発が世界中で加速しています。「環境にやさしい」「動物福祉の観点から注目されている」「タンパク質の新しい供給源」といった理由から、ビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズといった企業の登場以降、この分野は急速に成長してきま... -
【欧州特許実務】”Could-Wouldアプローチ”とは?
〜日本の「容易想到」とどう違う?食品分野にも影響あり〜こんにちは。弁理士の高橋です。本記事は、「"Problem-Solution Approach"とは?3ステップで進歩性を判断」の続き回となります。今回は、欧州特許庁(EPO)への出願で避けて通れないキーワード、「... -
【欧州特許実務】”Problem-Solution Approach”とは?3ステップで進歩性を判断
こんにちは。弁理士の高橋です。欧州で特許を取得する際、避けて通れないのが「進歩性(Inventive Step)」の判断です。この進歩性を評価するために、欧州特許庁(EPO)が採用しているのが、Problem-Solution Approach(問題-解決アプローチ, PSA)と呼ば... -
【食の未来】植物性ミートのいまを知る─日本の企業とその取り組みに注目!
近年、食の世界で注目を集めているキーワードの一つが「代替肉」です。地球環境への配慮、動物福祉、健康志向の高まりといった背景から、植物由来の食材が“未来のタンパク源”として脚光を浴びています。 実は日本には、古くから仏教の精進料理文化があり、... -
【話題の抗老化素材】“ゾンビ細胞”を除去!?キノコ由来の新成分「SENOX25™」とは?
こんにちは。今回は、老化研究の最前線で注目を集めている新素材「SENOX25™(セノックス25)」についてご紹介します。 「ゾンビ細胞(老化細胞)」という言葉、最近よく耳にしませんか?老化や病気の原因になるとされ、これを取り除くことで健康寿命を延ば... -
【欧州特許実務】食品用途発明における「in vivo」の境界とは?〜マウス細胞試験では不十分?特許性を支える実験データの考え方〜
こんにちは。弁理士の高橋です。近年、食品素材における機能性の科学的検証が進み、プロバイオティクスや植物由来成分など、医薬品と遜色ない研究レベルの成果も増えてきました。その一方で、欧州特許庁(EPO)に出願する際には、医薬用途と食品用途で審査... -
④ニッスイの次なる挑戦─完全養殖ウナギで水産事業の未来を切り開く
1.はじめに:ニッスイが動いた、新たなウナギへの挑戦2025年4月、食品大手のニッスイ(証券コード:1332)がちょっと気になる発表をしました。医薬・創薬受託事業を手がける新日本科学と組んで、ニホンウナギの人工種苗を大量に生産するための技術開発に... -
③ウナギ完全養殖の未来へ ~ 最新の特許情報から読み解く技術動向について~
前々回の記事(「①暑くて夏バテ気味…そんなとき、ウナギ食べたくなりませんか?」)では、ウナギの完全養殖が「技術的には実現されているが、商業レベルでの安定供給にはまだ課題が多い」という現状をお伝えしました。では、その課題を克服するために、現... -
②暑くて夏バテ気味…そんなとき、「謎うなぎ」食べたくなりませんか?~ウナギの代替食品について~
前回の記事で「天然ウナギ」の現状についてお届けしましたが、今回はその対極ともいえる“次世代うなぎ”の話題です。土用の丑の日が近づくと毎年話題になるのが、日清食品が手がける「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」。2023年、2024年と販売されるやいなや... -
①暑くて夏バテ気味…そんなとき、ウナギ食べたくなりませんか?~世界初のウナギ完全養殖関連特許について~
7月に入って、毎日ほんとうに暑いですね。朝から蒸し暑くて、なんだか体が重だるい。「あれ?夏バテかも」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんなとき、香ばしく焼けたウナギのかば焼きに、甘辛いたれの香り…ごはんの上にのせたらもう最高です... -
【米国特許実務】自然物だから特許にならない!?~米国での食品発明の101条拒絶とその回避戦略②~
こんにちは。弁理士の高橋です。今回は前回に続いて、食品分野の発明でよく直面する米国特許法101条の「特許適格性(Patent Eligibility)」の拒絶について、米国特許審査便覧(MPEP)に沿って実務的な視点から解説します。 1.米国特許審査便覧(MPEP)... -
【米国特許実務】自然物だから特許にならない!?~米国での食品発明の101条拒絶とその回避戦略①~
こんにちは。弁理士の高橋です。米国に食品関連の特許を出願する際、しばしば直面するのが「特許適格性(patent eligibility)」の壁、すなわち米国特許法第101条(35 U.S.C. §101)による拒絶です。特に「天然由来成分」や「植物抽出物」を含む発明では、... -
【AI×気象×農業】ウェザーニューズが「2年先の食」を予測する⁉ フードテックに新たな波
こんにちは。今回はフードテックやアグリテックに関心のある方に向けて、気になるニュースをピックアップしました。 1.天気予報会社が「ビジネス予測」を始めた?2025年6月、ウェザーニューズ社が発表した新技術が話題を呼んでいます。これまで数日~1週... -
フードテックが日常に溶け込む日:KDDI×ローソンが仕掛ける「未来型コンビニ」の可能性
こんにちは。今回は、フードテックとコンビニの融合を体現するような最新ニュースをご紹介します。 2025年6月、KDDIとローソンが協業し、「Real × Tech LAWSON」第1号店を東京・高輪ゲートウェイシティにオープンしました。 このコンビニは単なる最新鋭の... -
音楽で酒がうまくなる?オンキヨー、「加振酒」で新特許を取得!
音楽で酒がうまくなる?オンキヨー、「加振酒」で新特許を取得!こんにちは。音楽とお酒。どちらも人の感性に訴えかけるものですが――この二つを技術で融合させて新しい価値を生み出しているのが、老舗オーディオメーカーの「オンキヨー」です。 2025年6月... -
レシピの特許って取れるの?初心者にもわかる3つのポイント
こんにちは。弁理士の高橋です。料理や食品開発に携わっていると、「このレシピ、他人に真似されたらどうしよう…」「アイデアに価値があるのに、守れないの?」と感じることはありませんか? 実は、レシピにも特許が取れる場合があります。ただし、「どん... -
ネムノキが老化細胞を除去?Glicoの画期的研究に注目!
江崎グリコが“老化細胞を取り除く素材”としてネムノキの効果を実証し、国内初の特許を取得 こんにちは。「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を掲げる江崎グリコ株式会社が、老化の鍵を握る細胞に注目した研究成果を発表しました。なんと、ネムノキという植物...
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